近年、食物アレルギーを持つ子どもの増加が報告されています。これから先も様々なアレルギーを持つ子どもが増えることを想定した上で、医師の診断書と保護者の方の希望に沿って当園でも出来る限りの対応を行っています。
集団生活の場で、ひとりだけ違うものを食べなければならないことで、子どもが疑問や劣等感を持つ可能性もあります。
その中で、誤食等の危険性を防ぎ、少しでも子ども自身が理解をしてくれるよう、子どもの心を理解、共感し、家庭という土台を踏まえた上で、家庭、園、給食の協力が大切になります。
食物アレルギーの定義
「原因食物を摂取した後に免疫学的機序を介して、生体にとって不利益な症状(皮膚、粘膜、消化器、呼吸器、アナフィラキシーなど)が惹起される現象」
食中毒、毒性食物による反応、食物不耐症(仮性アレルゲン、酵素異常症など)は含まない。
←(詳細は、左側のPDFアイコン内の「食物アレルギー委員会報告:日本小児アレルギー学会誌
【アレルギーの定義と分類】」をご覧下さい)
★私たちの体は、「免疫機能」を持っており、細菌など、体内に「悪いもの」が入るとその機能が働いて体を守ろうとします。食物アレルギーは特定の食べ物が体内に入り込むと、「悪いもの」ではないのに過敏に免疫機能が働き、何らかの不利益な症状が起こることです。
7大アレルゲン(卵・乳・大豆・落花生・小麦・蕎麦・えび・かに)
食物アレルギーを特に起しやすい7大アレルゲン(卵、牛乳、小麦、そば、落花生、えび、かに)に関して
は、これを原料 として使用する場合、その使用表示が義務付けられています。
フレンド幼稚園
@入園・進級時に、アレルギーの有無の確認
Aアレルギー有の場合、保護者の方との面談・指示書の記入
(除去食指示書・主治医意見書等)
Bアレルゲン除去の程度の確認、アレルゲン除去または代替食での対応
調理時の対応
★給食部内での、アレルギー児の確認。アレルギー用献立の作成
【卵アレルギーの例】
マヨネーズ→アレルギー対応マヨネーズ
卵のかきたま汁→豆腐のすまし汁
※見た目や栄養価が同じような食品を使うようにする、またはアレルゲンを使用せずに出来る献立を
考える、等
★アレルギー食担当者による調理(食材の混入は無いか。調理法は適切か)
★配缶時、必要に応じて専用容器への個別入れ分け、名前記入(運搬用の容器や、食事用の食器等)
園・給食時の対応
★園内でのアレルギー児の確認、献立の確認。
★給食準備時、他の食事と混ざらないようにする。
★アレルギーを持つ園児の誤食に気を付ける。
等